調達
ThinkCentre M630e Tiny は Hyper-V で運用しているが、コロナ禍の影響で在宅勤務を余儀なくされることになり、職場の PC に VPN でリモートデスクトップ接続する必要が生じた。
さすがにファイルやクリップボードの共有など一切できないとはいえ、気持ち悪いから自鯖だけでも別PCにすべく、PC を新調することにした。
ついでに、仮想マシン環境を Windows のライセンスが足らないこともあって、Hyper-V から KVM に変更することにした。
で、最終的に選択したのは DeskMini X300。イメージとして安定の Intel NUC とどっちにしようか少しだけ悩んだが、同じくらいの性能ならコストパフォーマンスの良さげな Ryzen で組むことにした。
そうと決まれば調べて注文するだけ。今は X300 と Ryzen の2点セットがあちこちで販売されている。
今回はドスパラで購入することにした。年末の忙しい時期にもかかわらず12月29日に注文して翌日には到着。ヤマト運輸その他関係の皆様ありが��う。
X300 は熱対策をきちんとすれば AMD Ryzen 7 PRO 4750G もオーバークロック可能らしい。けど自分の環境では過剰スペックで、そもそも OC には興味が無いので 4コア 8 スレッドの AMD Ryzen 3 PRO 4350G を選択した。
SSD は OS 起動用 NVMe と倉庫用 SATA の各1台。
NVMe は温度が気になったから Crucial P5 は除外。倉庫用 SATA は同じくCrucial から 500G モデルを選択。
メモリは少し奮発して DDR 3200 からシリコンパワーの SP032GBSFU320F22 DDR4-3200(PC4-25600)16GB×2枚にしてみた。32G×2枚は今の所使い切る見込みが無いことから除外。
ついでに、「GLOTRENDS M.2ヒートシンク(10mm 高い) +シリコーンパッド+インストールキット」を Amazon で購入。事前に調べた限りでは P2 ならヒートシンクなしでも大丈夫らしいから過剰投資。でも 599円だから試しに買ってみた。
購入金額は送料・税込み締めて 70,404円。
- ASRock DeskMini X300/B/BB/BOX/JP (Mini-STX AM4対応 ベアボーンキット)
金額:18,291円 - AMD Ryzen 3 PRO 4350G Tray
金額:21,978円 - Crucial P2 CT500P2SSD8JP (M.2 2280 500GB)
金額:6,916円 - Crucial MX500 CT500MX500SSD1JP (500GB)
金額:6,120円 - シリコンパワー DDR4-3200(PC4-25600) 16GB×2枚 SP032GBSFU320F22
金額:16,500円 - GLOTRENDS M.2ヒートシンク(10mm 高い) +シリコーンパッド+インストールキット
金額:599円
組み立てと初期設定
組み立てと言いながら、実際にはノート PC のメモリ増設や SSD 換装と対して手間は変わらない。動画もたくさんあるから困らないと思う。
最初に電源を入れてから UEFI 画面が表示されるまで少し時間がかかることも事前に見ていたから心配はなかった。
躓いたのは OS(Ubuntu Server 20.04 LTS) のインストール。
インストール途中で突然再起動を繰り返して最後まで終えられなかった。
念の為 UEFI 画面からメモリの設定を DDR4-2666 に下げてみたら、再起動の頻度は減ってインストールは終了できたものの、あいかわらず使用中に突然再起動してしまう。
なので、DeskMini の売り?でもあるオーバークロック関係の設定で、とりあえず「自動」になっているところを「手動」に変更し、Ryzen 3 Pro 4350G の定格周波数と定格電圧に固定したところ、一度も再起動することなく安定するようになった。
続いて OS のインストールから KVM の設定などを書いてみる。
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