目次
セキュリティ&セットアップ警告
次のメッセージが出てたから対応する。
セットアップに関して警告がいくつかあります。
- データベースは取引ファイルを見ることに使われています。パフォーマンスをあげるには、可能であればメモリーのキャッシュを設定してください。詳しくは こちらの文書↗をご覧ください。
- データベースにいくつかのインデックスがありません。 大きなテーブルにインデックスを追加すると、自動的に追加されないまでに時間がかかる可能性があるためです。 "occ db:add-missing-indices"を実行することによって、インスタンスが実行し続けている間にそれらの欠けているインデックスを手動で追加することができます。 インデックスが追加されると、それらのテーブルへのクエリは通常はるかに速くなります。
- テーブル "oc_mounts"のインデックス "mounts_user_root_path_index"が見つかりません。
メモリーキャッシュの設定
メッセージが出ていても運用に支障はない。でも気分的に落ち着かないから対応する。
単一サーバーだけど複数ユーザー(アカウント)で利用しているから警告が出る?
これまでどおり�� APCu だけの Memory caching では警告が消えなかった。
なので、次を参考に「単一サーバーを使用する組織」とみなして Redis をインストールしてみた。
上のサイトには次の警告が記載されているから注意。
自分の環境だと Nextcloud 専用の仮想マシンだから問題ない。
警告
マルチサーバー設定でローカル キャッシュに Redis を使用すると、問題が発生する可能性があります。また、単一サーバーのセットアップでも、APCu (上記のセクションを参照) の方が高速であるはずです。
Ubuntu Server の場合。最初に Redis の関係パッケージ2つをインストールする。
インストール後に ps ax で確認すると redis-server は localhost の port 6379 で接続する設定になっているようだ。なお、Redis のパスワードは設定していない。
$ sudo apt install -y redis-server php-redis
$ ps ax | grep redis
14189 ? Ssl 0:00 /usr/bin/redis-server 127.0.0.1:6379
14323 pts/0 S+ 0:00 grep --color=auto redis
続いて Nextcloud をインストールしているディレクトリ内の config/config.php の最後に以下を追記する。
27.0.0 にアップデートしたら、以前に設定を追加した APCu の行も消えていたので併せて記述。
# Nextcloud をインストールしたディレクトリの config.php を編集する。
$ vi ./config/config.php
'memcache.local' => '\OC\Memcache\APCu',
'filelocking.enabled' => true,
'memcache.distributed' => '\OC\Memcache\Redis',
'memcache.locking' => '\OC\Memcache\Redis',
'redis' => [
'host' => 'localhost',
'port' => 6379,
],
以前に設定した APCu 関係はこちら。
セキュリティ&セットアップ警告を消す | (旧)自鯖
データは全てクライアント PC に残っているからクリーンインストールを実行した。そして表示された警告メッセージの数々。順番に対応していく。 サーバーのセキュリティと...
以上で1つ目の警告が消えた。
データベースのインデックス
こちらはいつものとおり、Nextcloud のディレクトリで php occ db:add-missing-indices を実行する。
$ php ./occ db:add-missing-indices
Check indices of the share table.
Check indices of the filecache table.
Check indices of the twofactor_providers table.
Check indices of the login_flow_v2 table.
Check indices of the whats_new table.
Check indices of the cards table.
Check indices of the cards_properties table.
Check indices of the calendarobjects_props table.
Check indices of the schedulingobjects table.
Check indices of the oc_properties table.
Check indices of the oc_jobs table.
Check indices of the oc_direct_edit table.
Check indices of the oc_preferences table.
Check indices of the oc_mounts table.
Adding mounts_user_root_path_index index to the oc_mounts table, this can take some time...
oc_mounts table updated successfully.
これで「全てのチェックに合格しました」になった。
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