紆余曲折あって、結局はHyper-Vでの自鯖運用に戻した。
これまでの経緯は、
最初
旧サーバーPCにHyper-Vの仮想マシンを構築して自鯖を公開してた。ネットワークアダプターは1つだからブリッジ接続にして、ホストもゲストも同一ネットワーク(192.168.1.0/24)で運用。
WSLへ移行
旧サーバーのメモリーは4GBでスペックも低いから仮想マシンは何かと無謀ということで、WSL環境に移行した。
新サーバーに移行
それでも旧サーバーのスペックの低さはどうしようもないから心機一転、新サーバーPCに変更。そのままWSL環境も新サーバーPCに引き継いだ。
WSL2は断念
Windows Insider Programに参加するとWSL2が使えるということで試そうとしたものの、Windowsのアップデートがエラーコード0xc1900101で失敗する。外付USB-HDDを外すとかの対応が必要らしいが、毎回やってられないからWSL2は諦めた。
仮想マシン環境に戻す
新サーバーPCはSSDだしメモリーも8GBとそれなり。ならHyper-Vでも行けるんじゃね?ということでWSL環境から仮想マシン環境に戻した。
Wi-Fiも使ってみる
新サーバーPCのネットワークアダプターはEthernetとWi-Fiの2つがある。ホストPCとゲストPCをブリッジ接続すればEthernetだけで事足りるとはいえ、せっかくだからWi-Fiも使ってみたいということで、ホストPCはEthernet、ゲストPCはWi-Fiと別々にした。
新たに「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプターの共有を許可する」のチェックを外したゲストPC用の仮想ネットワークスイッチを作る。
Wi-Fiアダプターを紐づけると必ずネットワークブリッジが生えてきて、Wi-Fiアダプターが接続されている状態になる。当然だが追加した仮想ネットワークスイッチは見えない。
ゲストPCの仮想NICをこのゲスト用仮想ネットワークスイッチに紐づければ、ゲストPCはWi-Fi経由でインターネット接続できる。
ネットワーク不調
Googleのスピードテストの結果が思わしくなかった(アップロードが極端に遅い)ので調べたところ、ネットワークアダプターの設定を変更すれば改善されることが分ったからやってみた。ホストPCのEthernet接続は劇的に改善されたものの、ゲストPCのWi-Fi接続だけは改善できなかった。
Wi-Fi接続を断念
あれやこれやで結局、ゲストPCのWi-Fi接続は諦めてWi-Fiを無効とし、Ethernetだけの「5」に戻った。
ただ、このままだとサーバーPCを再起動したときにvEthernet(Default Switch)がブリッジに接続されていない状態になるため、手動で接続する必要がある。
しかも、物理Ethernetは問題ないが、せっかく設定したvEthernet(Default Switch)に対する改善策も全て初期状態になってしまうため、再起動の都度、設定し直さないといけない。
再びWi-Fi・Ethernetの個別接続にチャレンジ
もしかしてブリッジ接続に問題があるかもということで、再びEthernetとWi-Fiを分けることにした。ただし、今度はホストPCをWi-Fi接続、ゲストPCを設定が変更されない追加の仮想インターネットスイッチを使ってEthernet接続にした。この時はブリッジは生えてこない。
解決
これでやっと、ホストPC・ゲストPCとも安定してインターネットに接続できるようになった。アップロード、ダウンロードとも数百Mbpsだから大満足。←今ここ
そもそもWindowsを使わなければいいのだが、諸般の事情によりホストOSはWindowsでないと都合が悪い。
今のところWSL環境は仮想マシンに比べてファイルアクセス関連がネックみたいだけど、WSL2は軽量化されたHyper-V上で動作して、ファイルIOパフォーマンスも向上しているらしいし、2020年にWSL2正式版が出たらまたまた引っ越しを考えようかな。
(参考)
WSL2
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